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犯されたネクロマンサー4

カミラは森の中でネクロマンサーの天敵に遭遇する。
必死の抵抗も空しく、犯される女体。
触手に身体をまさぐられてしまう。

*注意 この章では触手が出ます。
    触手が苦手な方はご遠慮ください。


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――さすがに少し疲れたかな……

 襲い来る敵を払いのけ、奥深くに進んでいく。途中危ない相手もいたけど、なんとか
退けられた。その分、術を使い過ぎた。睡眠不足もたたり、それなりに消耗している。
呼吸がわずかに乱れた。

――やっぱりちゃんと寝てくればよかったかな?

 エイプリルの励ましを受けて、ハイになっていたようだ。よく考えもせずに、飛び出し
てしまった。

――でもだいぶ奥まできたな。

 敵を倒すのに神経をすり減らしているうちに、樹海の奥まで来ていた。うす暗いとはい
え、先ほどまではわずかに光があった。この辺はほとんど闇につつまれている。深夜を徘
徊しているような錯覚に襲われる。

 湿った地面からは、コケがわずかな光をほのめかす。そういう草なのだ。このコケがな
かったら、明かりには困っただろう。星が地面から瞬いているようだった。
 おかげで、視界はなんとか見える。

「外敵さえいなければ、いい場所なんだけどな……お姉さまでも、苦戦するのが身にし
みる……!?」

 皮膚がぞっと粟だった。カミラは静かに立ちどまり、吐息を消す。
 周囲からはすさまじい敵意が放たれている。張りつめた神経が重圧に逆なでされた。全
身の水分が奪われるようだ。肌が不自然に乾く。 

――なにこれ……今までの相手が子供みたいな……

 さっきまでとは比べ物にならない相手が、近くにいる。
 うねうねと周囲から、緑の触手がカミラの様子を窺っている。
 触手はつぎつぎに出現し、無数に群がる。触手の表面は滑らかで、先端は他の部位より
も膨らんでいる。花咲く蕾のように大きく、先っぽには立て筋の割れ目が入っている。不
気味な色合いで、だらだらと液体を吐き出した。

 液体が枯葉の上に落ちた。
 奇妙な音を立てて、枯葉が溶けていく。

――こいつ……私でもおぼえてる。たしか――

 カミラはモンスターの名前をそれほど覚えていない。いちいち覚えるのが大変で、本当
に重要なものしかインプットしない。
 よほどいい実験材料か――危険なもの。

 喉がじりじり焼ける。かわいた喉仏がヒリヒリした。ゴクリと唾液を飲みほすと、唾液
がやけに粘膜にひりつく。疲弊した頭が活性化して、相手の挙動が鮮明に映える。

「ドリュアス……でも、なんでこんな場所に!?」

 ドリュアスはネクロマンサーの天敵だった。その滴る液体をあびると、ネクロマンサー
は術を使用できなくなってしまう。
 生息地は限られていて、通常ならほとんど危惧する必要がない。本来ならこんな場所に
いるはずがないのだ。

 瞬きすらできない。相手を危険視するほどに、畏怖がつのっていく。気を抜くと、腰が
抜けてしまいそうだった。

――聞いていない……でも、なんとかしないと。

 こちらが動くのと同時に、触手の群れが襲い掛かってくる。びちゃびちゃと先端から液
体をまき散らす。
 辟易したカミラは、体液を浴びないように身をかわす。

「あれを全身に浴びたら……お終い」

 力を消耗しすぎて、そんな大げさに術を使用できない。余力を温存しなかった自分を恨
んだ。テレポートや腐敗の術を使用するだけで、意識が朦朧としてしまう。
 極限の緊張のなかで、カミラは心身ともにすり減らしていく。

――ひとまず、様子を見ないと……

 カミラは周囲に結界を張った。周りの空気が紫色の光をおびる。その中から慎重に、周
囲に視線をはり巡らす。

 その光に触れた触手はボロボロと腐った。肉が崩れ落ちていき、地面の上で乾いた音を
鳴らす。

 触手は囮。こいつらをいくら倒しても意味がない。本体を倒さない限りは、この不毛な
相手は倒せないのだ。

 無数の触手が宙を行き来する。相手も工夫しているらしく、四方八方からやってくる。
これでは本体の居場所を特定できない。

 このまま突進するのは無駄だと悟ったのか、触手はその場で立ち尽くしている。

――あれは……なに?

 一本の触手から、燐光がもれている。
 他のとはちがった。一回り太いのだ。カミラがそいつに視線を注いでいると、触手の群
れが不審な動きをし始めた。
 触手の滑らかな表面から、オレンジ色の液体がにじみ出す。全身がグロテスクに濡れる。
心なしか動きも器用になっている気がする。

 触手はカミラを守る霧に再び突進した。

「……いけない」

 カミラは直感的にテレポートの術を使用した。一先ず触手の少なさそうな木の陰に隠れ
る。

 先ほどまでカミラがいた場所には、触手の群れが殺到している。霧を浴びれば生き物は
腐るはずなのに、触手はぴんぴんしている。

――さすが天敵……私たちの対策は万全なんだ……

 毒づいた。あのオレンジの体液は、腐敗の術を通さないのだろう。
 カミラがいないのに気づいた触手は、辺りを徘徊する。ここは連中の盲点になれる場所
らしい。見つかるのも時間の問題だろうけど。

 カミラの視界に、気になるものが止まった。
 あの一回り、おおきな触手だ。横筋の割れ目をあけた触手。そこには、充血した目が浮
かんでいる。カミラと視線が合うと、くねくねと踊りだす。

「くっ、そういうことなの……!?」

 カミラはナイフを取り出す。反射的に目のある触手を切り落とした。
 茎の切れ目からは赤色の液体が迸り、地面を不気味に汚していく。
 その液体を浴びないように、カミラは身をかわした。

 刹那、樹海中に咆哮がとどろいた。衝撃波がつたう。心臓が鷲掴みにされたような鈍痛
が走った。カミラは歯を食いしばり、余波にたえた。木々を荒々しく揺らし、次第ににカ
ミラのやって来たほうに向かう。

 暴走した触手がカミラを襲う。術を使用したカミラは、触手の群れから間合いをとった。

「やりすぎたな……」

 もうテレポートの術は使用できないだろう。あれは消耗がはげしすぎるのだ。普段はな
んてことのない術でも、疲労した身にはこたえる。

――でも、本体の居場所は分かった。

 先ほどの衝撃波。あれの音源にドリュアスがいるのだ。カミラは本体の場所に向かい、
全速力で走った。
 触手がカミラの跡を追跡する。

「しつこい……!」

 手の平を後ろに構え、衝撃波を飛ばした。触手の群れはのけ反り、その場に踏みとどま
る。吹き飛ばしの術は時間稼ぎにしかならないだろう。
 それで十分だった。カミラはドリュアスの本体を見つけ、狂気する。カミラを攻撃する
ことに重点を置き、ドリュアスの守りはうすい。

「名残惜しいけど、これでお終いにするから」

 カミラはドリュアスに向けて、手を振りかざす。
 信じられない異変が起きた。術を組み立てるはずの魔力が、体内で空回りしている。ド
リュアスを倒す絶好の機会を失ってしまった。
 冷や汗ものだった。一秒が長く感じられた。体中が青ざめていき、意識が飛んでしまう。
 
「嘘……っ」

 ドリュアスを壊す術が出るはずだった手の甲。掌はただ宙に浮かぶだけで、何の反応も
起こさない。

――まさか……さっきの体液を浴びたの……?浴びたとしても、微量なはず……腕とか、
手とか身体の一部に触れなければ、大丈夫じゃなかったの!?

「は、離して……」

 触手が戸惑うカミラに絡みつつく。粘着質な液体が肌にまとわりつき、身体がべとべと
になる。生温かな粘液がいやらしい。カミラの身体は淫靡に濡れひかり、若々しい肌が暗
い陰影に染まる。

「こんなの……っ!」 

 イラだったカミラは、まとわりつく触手を握りしめる。ネバネバした触手は掴みづらい。
力を込めると、手の隙間からすぽっと抜けてしまう。

――いやな感触。

 生理的に嫌悪してしまう。気味のわるい摩擦が手のひらつたわる。温かい触手がねちょ
ねちょと不快だった。身体中がうすら寒くなり、冷たい電流が走る。

「いい気に、ならないで……っ!」

 諦めずに挑戦し続けていると、一本の触手に触れられた。その胴を潰そうとすると、先
端の割れ目からおびただしい液体が漏れる。

 あまりの臭気に息を止めてしまう。
 鼻がしびれるような臭気が立ち込める。すえた臭いにあてられて、カミラは吐き気をも
よおす。

――なんて臭い……人間の男とは比べものにならない。

 人間の精臭は嗅ぎなれているけど、これは別格だった。雌をまどわす香り。人のペニス
よりも甘い芳香で、煮つめたように濃かった。頭の芯が甘美にとけ、意識がゆらゆらとた
ゆたう。気分は悪いし、それでいて胸が弾む。

「私に、触れていいのは――お姉さま、だけなのに……」

 抑えつけられたカミラはその場に立ち尽くす。後ろ手に縛られ、股間を前に突き出すポ
ーズを取らされる。
 屈辱だった。暗い憎悪がくすぶり、怒りがこみ上げる。緊張で汗が吹き出した。酸味を
おびた香りが、ドリュアスの精臭と混じりあう。

「最低……んっ、レディは、丁寧に……ひぃっ、エスコート、しなさい」

 生きのいい触手がカミラの足もとや手をねぶりまわす。肌が淫らな粘液でマーキングさ
れる。生々しい体液がカミラの衣装を卑猥に彩る。黒づくめの服が鈍いきらめきを放った。
体液は布地に沁み込み、ぴちゃっと肌に張りついてしまう。

 奇妙な感触にうち震える。カミラの命が他の生命に取りこまれていくようだ。身体が触
手に飲み込まれていく錯覚に襲われ、気が狂いそうだった。

――なんてざまなの?無様な格好……これじゃあ、お姉さまに合わせる顔がない……

 出かける前はあれほど大見えを切ったのに、この有様。ひどく滑稽だ。触手に言ように
されている。道化だ。こんなつもりではなかった。ただ一人前になったのだと、周りに認
めてもらいたかった。

 エイプリルには失望されたくなかった。


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長谷川名雪

Author:長谷川名雪
初めまして、長谷川名雪と申します。
シナリオライター・小説家などを目指して修行中です。
このサイトでは主にエッチぃな作品を載せていきます。
よろしくお願いします。

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